将来の悩み

ロスジェネ世代の女性が直面する困難!抜け出す方法は?

ロスジェネ世代女性の困難を抜け出す

「ロスジェネ世代」とは、1990年代初頭のバブル崩壊後の長期的な経済停滞(いわゆる失われた10年)に就職活動をした世代(1970年~1982年頃に生まれた世代)のことを指します。

「ロスジェネ」とは"Lost Generation"(失われた世代)の略で、好景気だったバブル期を経験した世代と比較して経済的に大きな不利益を被ったことから、このように呼ばれています。

 

この世代の人々は、学校卒業や就職という大きなライフイベントが経済の低迷期と重なり、就職難や非正規雇用の増加といった問題に直面しました。

 

中でも、ロスジェネ世代の女性は(まさに自分ですね)、貧困に直面、または今後年をとるほど生活が困窮する可能性があります。

 

そして一番怖いのが、困窮している女性が多いのに、世の中では問題視されていないことです。

働く女性が増えていても、女性で管理職や正社員が少ないためか社会問題として表面化されないのです。

 

ロスジェネ世代のなかでも特に女性が困窮しやすい理由

悩む女性

ロスジェネ世代の中でも特に女性の場合、ジェンダーに基づく雇用の不平等がさらに困難を増しました。

長時間労働や家庭との両立の難しさから多くの女性が正規雇用から離れざるを得なくなった結果、非正規雇用が増えたこと、また、結婚や出産に対する旧来の偏見、風潮などが女性のキャリアに影響を与え、一部の女性が経済的に困窮する原因となりました。

 

未婚の女性や子供を持つシングルマザーは特に厳しい状況に置かれています。

 

それに対して、それ以上の世代、特に男性のなかには、ロスジェネ世代が困難な状況にあるのは自業自得だからと思っている人が少なくありません。

要は、彼女たちが「仕事を選んでいるから」、「這ってでも仕事をする意欲がないから」、現在、貧困などの問題に直面しているのだという見解です。

 

しかし、こうした見解は一部の人々の間で見受けられるものですが、それが必ずしも全体の真実を反映していません。

世代間で働く環境や社会経済の状況は大きく異なり、それぞれの世代が直面する困難やチャレンジは独自のものです。

 

ロスジェネ世代が困難な状況に直面したのは、彼女たち自身の選択や態度だけが原因ではなく、彼女たちが社会に進出したタイミングと、その時の経済状況に大きく影響されています。

バブル崩壊後の経済状況、雇用の流動化、企業のリストラなど、彼女たちが抱えた困難は彼女たち自身の責任ではなく、より広い社会経済的な状況の結果でした。

 

また、「仕事を選ぶ」という行為自体も悪くありません。

特定のスキルや興味を持つ人々が、その能力を最大限に発揮できる仕事に就くことは、社会全体、経済全体にとっても有益です。

だって、日本社会でも「女性の社会進出が重要」とうたっているのですから。

 

そして厳しい経済状況下では、すぐに理想的な仕事を見つけることができない場合もあります。

理想的な仕事を見つけることができないのは、個々人の働く意欲や気概などの問題ではありません。

より大きな社会経済的な問題と向き合う必要があると言えるでしょう。

 

以上を考慮すると、ロスジェネ世代を一概に非難するのは不適切です。

それよりも、個々の選択だけでなく、社会全体の状況を考慮に入れて、彼らが直面する困難を理解し、対策を講じることが重要だと思います。

 

ロスジェネ世代の女性が貧困から脱出するには

シルエット女性

それでも、ロスジェネ世代の高学歴でない独身の自分でも、希望は捨てていません。

これまではこれまで。これからできる事を将来に向けて進めていきましょう。

 

それにはスキルや専門知識を持つことです。

そうすれば、高収入を得られる仕事に就く機会も増えます。

とはいえ、教育やスキルアップには費用がかかりますし、それがすぐに経済的な報酬につながるとは限りません。

 

それを踏まえて、具体的な方法を考えてみましょう。

 

無料や低コストで提供されている、公的機関が行う就職支援活動や職業訓練を使う

学習する女性

一つは、無料や低コストで提供されている、専門知識を学ぶための教材の活用です。

一部のオンラインコースは無料で提供されていることがあります。

また、公立の職業訓練センターやNPO、地域コミュニティが提供する教育プログラムを上手に利用しましょう。

NPOや公的機関が行う就職支援活動や職業訓練も有効な手段です。これらの団体は、通常、仕事に直接関係するスキルの訓練だけでなく、履歴書の作成方法や面接の練習など就職活動に必要なトレーニングも提供しています。

(例)職業訓練センター

東京|TOKYOはたらくネット

埼玉県|職業能力開発センター

大阪|ハロートレーニング

お住まいの職業訓練センターの探し方

「お住まいの県(例えば神奈川県)」「職業訓練センター」or「ハロートレーニング」でgoogleで検索すると、お住まいの県の職業訓練校がでてきます。

(※市のホームページ・公的はホームページで検索してください。)

 

低所得者やシングルマザー向けの公的支援や補助金を利用する

親子

低所得者やシングルマザー向けの公的支援や補助金を利用すること、すでに就職している場合、会社が提供する教育プログラムや研修を積極的に活用することも一つの方法です。

(参考)児童扶養手当について

厚生労働省|児童扶養手当について

お住まいのひとり親世帯向け手当制度の探し方

ひとり親世帯向けの手当制度は各自治体で違います。

「お住まいの市町村(例えば神奈川県○○市)」「児童扶養手当」でgoogleで検索すると、お住まいの市の情報がでてきます。

もしくは、お住まいの市役所でお問い合わせください。

 

民間のオンラインスクールで本気で学習をする

学習する女性

また、手っ取り早くスキルや専門知識を取得するのもアリだと考えます。

現在やっている仕事を続けながら、スキルUPするのがオススメ。

 

民間のオンラインスクールは、授業料はかかりますが、現在の仕事をしながらでも、自分のペースで将来に向けてスキルUPすることができるのが良いところ。

 

コツは、現在の収入に月5万円プラスできるようにスキルUPすること。

月5万円プラスできるようになるだけでも、今の生活は楽になりますし、将来にも希望がもてるようになります。

 

これから1日1時間でもスキルUPするための時間をつくれば、1年後、3年後、5年後あなたが見る世界は変わっていきます。

とにかく、HPを見てみる・資料請求をするだけでも、何か1つでも動くことが重要です。

今までの自分とは違う、なりたい自分になりましょう!

 

まとめ

ロスジェネ世代の独身・シングルマザーの女性は、年をとるほど生活が困窮する可能性が潜んでいます。

男性のなかには、女性のロスジェネ世代が困難な状況にあるのは、結婚・再婚しないから自業自得と考える人もいますが、あくまでも社会的に解決すべき問題です。

けして、あなたが悪いわけでは、ありません。

(悔しい想いをしている人もあなただけではないです。)

 

といっても社会的問題はすぐには解決しないのが定説。

であれば、今以上のスキルや専門知識を身につけましょう。

 

金銭的に難しい場合は、無料や低コストで提供されている、職業訓練センターを利用します。

 

確実にスキルUPするのであれば(授業料は発生しますが)民間のオンラインスクールで学習するのもアリです。

民間のオンラインスクールは、現在の仕事を続けながら学習ができるのがいいところ。

一気に仕事を変えるとなると大変ですが、まずは現在の収入に月々5万円プラスできるようにするのが、今後のあなたの生活を変えていきます。

 

いずれにしても、HPを見てみる・資料請求をするだけでも、何か1つでも動くことが重要です。

諦めずに一歩でもいいので進んでください。

かならず、あなたの世界が広がります。

 

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